今日も会社を辞めてきた

転職とバックレを繰り返す冒険人生の軌跡

転職活動のコツ その1「仕事選び」

仕事をバックレるにしても、まず就職しなければバックレるもなにもない。

スタート地点に立たねば話にならぬ。

 

ってなわけで、バックラーによるバックラー向けの転職の対策について書いてみます。

仕事選びから実際の採用選考まで、複数回に分けて実践的な対策を簡潔に実体験に基づいて紹介します。

 

今回はまずは最初の段階である、「仕事選び」から。

 

 1:何をやりたくないか決める

「何をやりたいか」なんて考えることは無駄です。

「やりたい仕事」なんてのは自分で作るものです。

まず、「何をやりたくないか」からスタートします。

やりたいと思えない嫌な仕事なんてのは、いくら給料が良くても、いくら能力的にできそうな仕事であっても、すぐにバックレることが100%決まっているので、やるだけ時間の無駄です。バックレること自体が目的の愉快犯的バックラーは例外ですが。

なので、「別にイヤではない・やってみてもいい」仕事のみを候補として残します。それ以外の求人は求人と思わないことです。ただの文字の羅列です。スパっと割り切りましょう。

 

 2:自分にできる仕事なのかどうかを判断する

⇒残った求人候補について、能力的に自分に務まる仕事なのか、想像力をしっかり使って判断します。これは上述の「1」にある、イヤな求人かそうでないかの選別作業と同時並行して行います。この同時作業はかなり重要で、どちらかが後になると、判断基準がブレまくって、後になってから「うわ、なんでこんな求人に応募したんだ?」ということになりかねません。まあ、どうせバックレるんですけどね。

話を戻しますが、採用基準や仕事内容に対して自分の能力が明らかに足りない場合は、まずバックレる以前に応募した時点で不採用になりますし、運よく採用されても初日でバックレることになります。非常に時間の無駄です。身の程をわきまえた冷静な判断で求人を精査しましょう。簡単なことですがとても重要な基本です。

 

 3:残業は少なめ、休みは週休2日か隔週2日で土日祝に限定する

 ⇒ここまでくると、もう少しです。ただしここが需要です。

「2」の工程を終えたアナタの手元に残った求人はおそらくせいぜい3つもあればいいところだと思います。

あとは休日と残業です。

・週休二日か隔週二日で休みは必ず土日祝であること。平日のみ休みは絶対に不可。

・残業はせいぜい毎日2時間まで。

これは鉄則です。

バックラーはいっちょまえにプライベートを人一倍大事にします

そして、バックラーはいっちょまえに土日祝を休みたがります

人の道を外れ、人とは違うことをしたがるわりには、人と同じく週末と祝日を休みたがります。そのため、バックラーは土日祝の労働を嫌悪します。「土日祝なんてどこ行っても混んでるし平日休みがいいぜ!」とは口では言いますが、実は誰よりも土日祝に休みたい生き物なのです。

したがって、たとえ週休二日であっても、土日祝は出勤で平日が休みという仕事は高確率でバックレにつながります。土日祝が書き入れ時の不動産屋や自動車販売ディーラー、小売サービス業などは、バックラーにとって最も縁遠い業界です。やめておきましょう。応募するだけ時間の無駄であり、応募先企業とその企業のお客様の迷惑になります。

さらに、残業はバックラーにとって超デリケートな問題です。

たとえ週休二日であっても残業がかなり多いと、バックラーは必ずバックレます

会社にいる時間なんて苦行でしかないバックラーにとって、残業時間とはバックレまでのゲージを貯める危険なポイントです。この残業ポイントがたまると、バックレが実現してしまいます。きっちり土日祝に休みが取れても残業が多いと意味がないのです。バランス超重視なのがバックラーの働き方なのです。

 

さて、以上3点の判断基準を提示しましたが、今の時点であなたの手元にはいくつ求人情報が残りましたか?

え?ゼロ?ああ、そりゃいつものことです。

毎日この作業を繰り返すこともまた、バックラーの仕事なのです。

これができないと、バックラーにさえなれません。ただの無職です

バックラーと無職の違いは、バックラーは立ち止まらない存在であることです。

辞めてもすぐに次の仕事にチャレンジするのがバックラーです。

その点だけは誇り(?)を持つべきなのです。

 

次回はバックラー最大の腕の見せ所になる、「嘘まみれの履歴書の書き方」です。

 

つづく